レーザー治療と親知らず
2019年4月27日
先日当院に一枚のFAXが届きました。
東京医科歯科大学インプラント科の僕の同期が懇意にされていた吉野敏明先生が、テレビ朝日系列の「ザワつく!金曜日」という番組に出演されるとの内容でした。早速自宅にいる妻に録画を頼み、帰宅後拝見いたしました。
東京医科歯科大学の歯周病科出身の吉野先生が出演されて、レーザー治療についてのお話でした。レーザー治療に関しては学生時代に、現在は東京医科歯科大学歯周光線治療学担当教授である青木 章先生からお話を聞いた事があったので、歯周病の治療に使用されているのかと思っていたら、虫歯治療に使用されているとの事が意外でした。
番組コメンテーターの方々が、いつか自分でレーザーで虫歯が治療できる時代が来るかもしれない。簡単そうに見える!と口々に話していました。神経に達するような大きな虫歯には専門家の歯科医師による従来の治療が必要だと思いますが、小さな虫歯の時に治せば歯医者はいらなくなるかもしれないとの話には、少しドキドキしました。
また番組の中で、長嶋一茂さんが「親知らずはいっぺんに何本も抜いてはいけない。」と言われていたのも印象的でした。なんでも過去に、親知らずを二日で4本抜いてほっぺが腫れ上がって大変な思いをしたとのことでした。
当院では、口腔外科のドクター、並びに一般歯科でも親知らずの抜歯に熟練したドクターが数多くいますが、上下で一度に抜く事はあっても、左右で間をあけずに抜くのは食事への負担が大きくなるため、避けています。
ちなみに私自身は、かつてインプラント科に入った時に、医局の先輩で、現在は昭和大学インプラント歯科准教授である宗像 源博先生から「まず親知らずを抜けるように勉強したら?」と言われてから研鑽し、今では得意な治療の一つです。
このゴールデンウィーク連休中に早めに抜けば、連休明けには良くなる事が多いので、もし親知らずを抜く勇気が無かった方は是非この機会に当院までご連絡ください。
院長 伊藤嘉洋