保険診療と自由診療   その1

2010年3月17日

歯医者さんにいくと、よく「これは自費になります」とか保険でとか
話すことが多いと思います。

これはどういうことでしょうか?

少し難しい話なので何回かに分けてご説明させて頂ければと思います。

まず多くの方が誤解されているのは、保険診療は安いと思われていますが、
実は毎月支払っている国民保険料、社会保険料によって賄われています。

つまり、給料明細をみると「なんで、こんなに!」ひかれているの?というあの毎月の保険料のお金で病気になったときに、保険者(市であったり会社であったり)に7割補助してもらっているから、窓口で支払っている金額が安いと感じているだけなのです。

ちょっと計算してみましょう!

毎月いくら払って、どれくらいお医者さんにいっているかを。ほとんどの人が支払っている金額が多い割に、利益を得ていません。

つまり、保険診療とは、毎月とられている、あの保険料で病気や、治療にかかる料金を補てんしているのです。

ですから、みんなが納得するような診療のみ、保険者は助けてくれるように
なっています。

長持ちしそうな歯であったり、丈夫な入れ歯はみんなで助けてくれる!
しかし、望みが薄い歯はあきらめて下さいという意味なのです。

同じ会社、市の人全員にこんな治療をしたいと説得できたり、納得させられるものだけが、保険者に認められるのです。

だから、奥歯は無骨な金属で丈夫で壊れないということを重視しているということですね!